管理連結の概要と、DIVAにおける予算連結の考え方をご説明します。
1. 管理連結とは
管理連結とは、グループ全体の経営状況を把握し、迅速な意思決定を行うための連結決算です。制度連結(外部報告用)とは異なり、以下の特徴があります。
- 目的: 経営管理、事業評価、将来予測(見通し管理)。
- 軸の多様性: 会社単位だけでなく、事業セグメント、所在地セグメントなどの切り口で集計・分析を行う。
- スピード重視: 精度よりも速報性が求められる。
2. DIVAにおける予算連結とは
管理連結という広い業務範囲の中でも、特に「これからの計画や見通し」にスポットを当てたのがDIVAの予算連結です。
具体的には、以下の3つの要素を統合したものを指します。
| 業務フェーズ | どのような業務か | 予算連結における役割 |
|---|---|---|
| 予算編成 | 次年度の目標値を設定し、グループ全体の方向性を合意する。 | 年度開始前の「目標設定」 |
| 予実管理 | 月次での実績を迅速に収集し、予算との差異を明らかにする。 | 予算に対する実績の「進捗分析」 |
| 見通し更新 | 実績に基づき、期末の着地予想を常に最新化する。 | 期末の「着地予測」 |
3. DIVAにおける予算連結の基本サイクル
DIVAでは、翌年度の予算編成から期中の見通し更新までを、一連のサイクルとして運用することを基本形としています。
年度開始前に「予算編成」を行い、年度開始後は実績を把握しながら毎月「見通し更新」を行います。
年間スケジュールのイメージ(3月決算企業の例)
運用スケジュールは企業の決算期や規模により異なりますが、一般的なイメージは以下の通りです。
予算業務:未来の計画を立てる・更新する
- 予算(1月~3月):
- 当年度(4月)が始まる前の3か月間で、目標値を確定させます。
- 修正予算:
- 期中で大きな環境変化があった際、当初予算を最新の前提で書き換え(上書き)します。
- 見通し(5月~翌4月):
- 「現時点の実績」に「残り期間の予測」を足して、期末にグループ全体でいくら利益が出るかを常に最新化します。
実績業務:現在の結果を把握する
- 月次実績(5月~翌4月):
- 毎月、グループ会社の結果を収集します。
- この実績が確定することで、上記の「見通し」の精度がより高まり、予算との差異に対する早期の対策が可能になります。