上書きオプションとは
上書きオプションは、Importer でのインポート時に、取り込み先にすでにデータが登録されている場合の動作を指定するオプションです。次の 3 つから選択します。
| オプション | 内容 |
|---|---|
| 初期化してからインポートする | 取り込み先の既存データを削除してから、ファイルのデータを登録します。 |
| 重複がある場合、上書きする | 既存データのうち重複するものはファイルの内容で更新し、重複しないものはそのまま残します。 |
| 重複のないレコードのみインポートする | 既存データはすべてそのまま残し、重複しないデータだけを追加します。 |
重複の判定に使用するキー
ここでいう「重複」とは、明細ごとに決められたキー項目の値がすべて一致することを指します。キー項目は明細によって異なり、たとえば以下のとおりです。
| 明細 | キー項目 |
|---|---|
| 個別財務諸表 | データ種別、取得単位、会社、勘定科目 |
| 相手先別明細 | データ種別、取得単位、会社、セグメント、相手会社、相手セグメント、勘定科目 |
| セグメント別勘定明細 | データ種別、取得単位、会社、セグメント、勘定科目 |
金額は重複の判定に含まれません。金額が異なっていても、キー項目がすべて一致していれば重複と判定されます。そのため、[重複のないレコードのみインポートする] を選択した場合は、金額が異なるデータでも取り込まれず、既存データの金額がそのまま残ります。
各明細のキー項目について、詳細は以下をご確認ください。
動作の例
以下のデータを取り込む場合の、オプションごとの結果を示します。金額は既存データに加算されるのではなく、ファイルの金額に置き換わる点にご注意ください。
取り込み先の既存データ
| 勘定科目 | 金額 |
|---|---|
| 1110000 | 1,000 |
| 1120000 | 2,000 |
取り込むファイルのデータ
| 勘定科目 | 金額 |
|---|---|
| 1120000 | 5,000 |
| 1130000 | 6,000 |
インポート後のデータ
| 勘定科目 | 初期化してからインポートする | 重複がある場合、上書きする | 重複のないレコードのみインポートする |
|---|---|---|---|
| 1110000 | (削除される) | 1,000 | 1,000 |
| 1120000 | 5,000 | 5,000 | 2,000 |
| 1130000 | 6,000 | 6,000 | 6,000 |
- [初期化してからインポートする] は、同じ抽出条件の既存データをすべて削除してから登録するため、ファイルにない 1110000 は残りません。
- [重複がある場合、上書きする] は、キーが重複する 1120000 だけがファイルの金額 5,000 に更新されます(2,000 + 5,000 にはなりません)。
- [重複のないレコードのみインポートする] は、キーが重複する 1120000 は金額が異なっていても取り込まれず、既存の 2,000 のまま変わりません。
ファイル内でキーが重複している場合
取り込むファイルの中でキーが重複している場合は、上書きオプションの指定に関係なく、キーごとにまとめて金額を合計した 1 件のデータになります。
取り込むファイルのデータ
| 行 | 勘定科目 | 金額 |
|---|---|---|
| 1 | 1110000 | 1,000 |
| 2 | 1110000 | 3,000 |
| 3 | 1120000 | 5,000 |
合計後のデータ
| 勘定科目 | 金額 |
|---|---|
| 1110000 | 4,000 |
| 1120000 | 5,000 |
このように合計されたデータが、上書きオプションの指定に従って取り込み先に登録されます。なお、エラーとなった行は合計の対象から除外されます。