ファイル変換定義の全体像
Importerでは、ファイル変換定義グループ・ファイル変換定義・利用会社登録を組み合わせてファイル変換ルールを作成します。
ファイル変換定義とは
外部システムやツールで出力したデータファイルを、DivaSystem LCA に取り込める形式へ読み替える設定です。
ファイル変換定義では、次の変換ができます。
- ファイルの列と DivaSystem LCA の項目の対応付け
- コードの変換
- 固定値の設定
- 文字列の加工
- 金額の演算・集計
ファイル変換定義の流れ
ファイル変換定義は、次の手順で作成します。
事前に、データを出力する外部システムやツールから、実際にインポートするファイルと同じ形式・列構成のサンプルファイルを出力して用意します。
- ファイル変換定義グループを作成
- ファイル変換定義を作成
- 利用会社を登録
- ステータスを運用中へ変更
1. ファイル変換定義グループを作成
ファイル変換定義グループとは、複数のファイル変換定義をまとめて管理する単位です。利用する会社ごと、またはファイルを出力する外部システムごとにグループを分けて運用できます。
画面右下の [新規作成] をクリックして、ファイル変換定義グループを作成します。
| 入力項目 | 内容 |
|---|---|
| ファイル変換定義グループ名(英語) | ファイル変換定義グループの英語名称を入力します。必須入力項目です。 |
| ファイル変換定義グループ名(日本語) | ファイル変換定義グループの日本語名称を入力します。任意入力です。 |
- ファイル変換定義グループ名は、既存の名称と重複しないよう入力してください。
- 既存の名称と重複した名称を入力した場合、「すでに使用されている名称です。」と表示されます。
2. ファイル変換定義を作成
グループ詳細の [新規作成] をクリックして、ファイル変換定義を作成します。1 つのファイル形式に対して 1 つのファイル変換定義を作成します。
| 入力項目 | 内容 |
|---|---|
| 明細 | インポートする明細を選択します。 |
| ファイル変換定義名(英語) | ファイル変換定義の英語名称を入力します。必須入力項目です。 |
| ファイル変換定義名(日本語) | ファイル変換定義の日本語名称を入力します。任意入力です。 |
- ファイル変換定義名は、既存の名称と重複しないよう入力してください。
- 既存の名称と重複した名称を入力した場合、「すでに使用されている名称です。」と表示されます。
ファイル変換定義の作成の流れ
ファイル変換定義は、次の手順で作成します。
- 2-1. 用意したサンプルファイルをアップロード
- 2-2. ファイル名から取得する情報を設定
- 2-3. 使用する列を選択
- 2-4. 取り込み先と編集方法を設定
- 2-5. 保存
2-1. 用意したサンプルファイルをアップロード
サンプルファイルを読み込みます。
以降の手順では、読み込んだサンプルファイルをプレビューで確認しながら設定を進めます。サンプルファイルには、実際にインポートするファイルと同じ形式・列構成のものを使用してください。
①サンプルファイルをアップロードし、次の項目を設定します。
| 入力項目 | 内容 |
|---|---|
| 文字コード | UTF-8、Shift-JIS |
| 区切り文字 | カンマ、タブ |
②[プレビュー] をクリックします。
③プレビューを確認し、見出し行など取り込まない行を [除外するレコード行] で除外します。
2-2. ファイル名から取得する情報を設定
ファイルの中に列として持っていない情報を、ファイル名から補うための設定をします。取得年月など、ファイル名の情報を取り込み元として使用できます。
あわせて、インポート時にどのファイル変換定義を使うかを判別するための識別子(ファイルフィルタ文字)を設定します。
- ファイルフィルタ文字は、インポートするファイルと利用するファイル変換定義を紐づけるための識別子です。ファイル名にこの識別子が含まれていない場合、該当するファイル変換定義を適用できません。
- 識別子は任意の文字列を指定できます。
| 入力項目 | 内容 |
|---|---|
| ファイルフィルタ文字 | 開始位置、終了位置 |
| ファイル名から取得するデータ | 名称、開始位置、終了位置 |
| 追加 | 設定行を追加 |
| 削除 | 設定行を削除 |
2-3. 使用する列を選択
ファイルのどの列を、インポート先の明細のどの項目として使うかを設定します。ここで選択した列を、次の手順で取り込み元として指定できます。
①取り込みに使用する列のチェックボックスをオンにします。
②選択した列を、どの項目として取り込むかを指定します。
- 指定できる項目は、「2. ファイル変換定義を作成」で選択した明細によって異なります。
- 同じ項目を複数の列に指定する場合は、区別するための名称を入力します。例えば、取込元ファイルに「勘定科目コード」と「補助科目コード」があり、取込先の明細の勘定科目コードに対して2:1でコード変換を行って取り込む場合や、取込元ファイルの複数の金額列を計算して、取込先の明細項目である金額に取り込む場合などが該当します。
2-4. 取り込み先と編集方法を設定
DivaSystem LCA の各項目に、どの値をどのように加工して取り込むかを設定します。ファイルの値をそのまま取り込むことができない場合、コード変換や文字列加工、演算をここで指定します。
- [取り込み元] には、ファイル名から取得した情報または [列選択] で設定した列を指定します。
- [取り込み元2] を指定できるのは、勘定科目または金額の場合だけです。
編集方法では、取り込み元の値をどのように取り込むかを指定します。
| 編集方法 | 処理の内容 |
|---|---|
| 変換・演算をしない | 取り込み元の値を変換せず、そのまま取り込みます。 |
| 固定値設定 | 入力した値を、すべての行に同じ値として取り込みます。ファイルに該当する列がない場合に選択します。 |
| コード変換定義で変換する | 登録済みのコード変換定義に従って、ファイルのコードを DivaSystem LCA のコードへ読み替えます。 |
| デフォルトセグメントを指定する | DivaSystem LCAの会社ディメンション設定の設定に従って、会社コードから自動的にデフォルトセグメントを付与してデータを取り込みます。 |
| 文字列パディング | 指定した文字を先頭または末尾に追加して、桁数を揃えます。 |
| 文字列切り出し | 指定した位置の文字列だけを取り込みます。 |
| 演算・集計 | 金額を演算・集計して取り込みます。 |
「演算・集計」の詳細については、以下のドキュメントページをご参照ください。
[コード変換定義で変換する] を選択した場合は、変換元のコードがコード変換定義に登録されていないときの処理をあわせて指定します。
| 変換失敗時 | 処理の内容 |
|---|---|
| レコードを除外する | 変換できなかった行を取り込みません。 |
| 固定値を設定する | 入力した値に置き換えて取り込みます。 |
| デフォルトセグメントを指定する | DivaSystem LCAの会社ディメンション設定の設定に従って、会社コードから自動的にデフォルトセグメントを付与してデータを取り込みます。 |
2-5. 保存
すべての [取り込み先] の設定が完了したら、[保存] をクリックします。
- 保存できる条件
- すべての取り込み先に必要な設定が完了していること
- 入力途中で中断する場合
- [一時保存] をクリックします。
- 設定を再開した後、[保存] をクリックします。
3. 利用会社を登録
ファイル変換定義グループを利用する会社を登録します。
- ファイル変換定義グループは、利用会社とユーザーの会社操作権限が紐づいている場合に利用できます。
- インポート実行時にグループを選択しますが、選択可能なグループは、ユーザーが操作権限を持つ会社に紐づくものに限定されます。
- 複数の利用会社が設定されている場合でも、ユーザーの会社操作権限と完全一致する必要はなく、いずれかの会社に対する操作権限があれば利用可能です。ただし、取り込み対象となるのは、そのユーザーが操作権限を持つ会社のデータに限定されます。
画面右上の [会社登録] をクリックします。
変換後のデータに設定する会社を選択します。登録していない会社コードが変換後のデータに含まれる場合、インポート実行時にエラーになり、取り込めません。
- 複数の会社を選択できます。
- 選択済みの会社は [×] または [全選択解除] で解除できます。
4. ステータスを運用中へ変更
ファイル変換定義は、ステータスによって使用できる範囲が決まります。
- 保存した直後は [編集中] です。
- 作成した定義を使用する場合は、対象定義の三点リーダーから [ステータス変更] を選択し、[運用中] に変更します。
ファイル変換定義には、次のステータスがあります。
| ステータス | 内容 |
|---|---|
| 編集中 | 設定を作成・変更している状態です。インポートやシミュレーションでは使用できません。 |
| 運用中 | インポートやシミュレーションで使用できる状態です。 |
| 運用終了(無効) | 使用しなくなった定義を、削除せずに残しておく状態です。インポートやシミュレーションでは使用できません。 |